昨日よりアメリカよりziba designを迎え東大福武ホールでワークショップが行われ参加しています。濱口さんという日本人の方もいらっしゃっています。濱口さんはUSBやインタラネットなどの生みの親で日本を代表するイノベーターです。
zibaのプログラムと濱口さんのお話があまりにも面白いのでここに記録しておきます。
プログラムの内容としては、
・アイスブレイク「10分間で教育サービスを考えそれぞれプレゼン」
・15分でアイスブレーク時の自分の思考フローを可視化しなさい。そしてもし一週間時間があったらどのような思考プランを設計したかを書きなさい。
というもので始まりました。
もちろん全て英語なので自分を含め少し焦りました。
アイスブレイクとしては少々過酷でした 笑
ここから濱口さんによるクリエイティビティのお話に入ります。
クリエイティビティというのは図の真ん中の部分で最も発揮されるものらしく、
いかにそこにポイントを置いて仕事を継続するか設計する事が重要とのことでした。
そしてデザインカンパニーの動向について。
このような図を使い説明して下さりました。
横軸はgeniusとgroup、縦軸は上が広い意味でのデザイン、下が狭義のデザイン、つまり一昔前の認識デザインとは形を作る物である、ということですね。
最初は左下の象限から始まり、zibaやideoは右下に移行します。そして最近右上へ移動してきた、して行くとの事です。まだまだ日本の会社は左下にいると考えられます。
こうして図示されると非常に分かりやすいです。
僕の印象では濱口さんは何でもビジュアライズしたがります。(本人も言ってた気も。)
そして深澤直人は左上、一人で全部しちゃうから。とのこと。横軸は個人プレイか集団プレイという意味ですね。濱口さん曰くご自分は天才じゃないとのこと、だから体系化していく、と。天才ならそういうことは考えたりしない、とおっしゃっていました。
そして、パナソニックに入社して気づいたこと、違和感を説明して下さったのですが、
図を作るのがめんどくさかったので割愛します。
また、いつか気が向いたら書きます。
最後に、なぜ、最初に自分の思考を可視化させたか説明して下さいました。
もし部下に仕事をさせる時どうするか?
ちょっと賢い人は、上の図の青のサイクルのように考えます。
やるべき仕事を伝え(知る)
やり方を教える(知る)
実行のためのスキルを学び、
分かち合う(実行する?)
この方法のメリットは、1サイクルの時間が短い事です。
その代わりデメリットとして上司のアイデアを超えるものは生まれません。
濱口さんは赤のサイクルを使います。
まず、何もわからないだろうけど、いきなり自分のチームに後輩を入れる。
後輩はてんやわんやで、訳がわからないまま仕事をこなす。
仕事が終わるころ、自分でどんなプロセスを追ったか、を考えさせる。
つまり自分なりのプロセスを生み出させる。
このサイクルだと時間がとてもかかるそうです。
ですが、時々上司を超えるアイデアがでる、と。
同じく「学ぼうとする姿勢は危険だ。」と濱口さん。
これも上と同じ理由もあるみたいです。
自分流を見つけろ、とおっしゃっていたのが記憶に残っています。
凡人がイノベーション、まわりと「違う」アイデアを出す方法も聞きましたが、
明日も早いのでまた書きます。
※解釈とか間違っていたらすみません。英語だったりするので間違ってる部分もあるかと思います。修正あれば連絡ください 笑
勉強になります。
返信削除自分も受講してみたいです。
工場の現場は赤色サイクルに近いですね。
習うより慣れろ的な。